自宅葬ってなんだろう?

お葬式を主催する立場になったとき

葬儀の在り方はさまざま

お葬式というと、セレモニーホールでやるものと思っていませんか?少し前までは、自宅で故人をお見送りしてお別れをいうというのが一般的でした。
村八分という言葉は、邑社会においてお付き合いをしたくないほど気に食わないものでも、婚礼と葬儀だけは手伝ってやろうという情けからきたもののようです。つまるところ、葬儀・婚儀は親族、近隣者が一丸となって協力し合って執り行うべき催事であったということです。
村落一帯に親族、友人近親者などが身を寄せ合っていた時代から、家族形態はいまや大きく変わりました。
核家族化がすすみ、家族がそれぞれ世界中にばらばらで住んでいることも珍しくありません。いとこ同士といっても生まれてから一度も顔を合わせないというような希薄な親戚関係をおくっている人もめずらしくありません。
ご葬儀が簡素化し、親族が力をあわせる催事という時代でなくなったのもひとつの時代の流れといえるでしょう。

自宅葬のできる条件

自宅葬を考えた場合、絶対条件としては、棺が搬送できる導線が確保されていることがあげられます。
どんなにひろい居住空間であったとしても、マンションなど集合住宅では葬儀が禁止されているところもありますので管理者に確認をとる必要があります。
また棺は思いのほか場所をとりますので、エレベーターに棺が横にしておけるスペースがあるかどうか、エレベーターがない場合は、階段の踊り場など棺をかついでまわれるだけの余裕があるかどうかは非常に重要な確認ポイントとなります。
葬儀会場となるお部屋は最低で6畳程度は必要ですが、そのほかに受付となる記帳のできる場所や、駐車スペース、飲食ができるような会食の場所を故人の家の中に確保しておきましょう。